【VDT症候群】一日中パソコンやスマホを見ていませんか?心身に支障をきたす前に対策を!
2015年11月11日
皆さんはこんな毎日を過ごしていませんか?
- 朝起きたら、スマホで今日のニュースをチェック!
- 仕事ではパソコンを使い、休憩時間にはスマホでSNSをチェックしたり、ゲームをする
- 家に帰ったら、テレビを見てゆっくりと
そんな方は危険信号です!
突然ですが、「VDT症候群」という言葉を耳にしたことはありますか?
VDTとはVisual Display Terminal(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)の頭文字をとったものですが、具体的にはパソコンやスマートフォン、テレビなどのディスプレイなどの表示するための機器のことを言います。
VDTと聞くとわかりづらいですが、パソコンやスマートフォン、テレビというと、今では私たちにとっては切っても切れない生活必需品であり、グッと身近な存在ですよね。
仕事でも、パソコンを使わないという会社はほとんどないですよね。
厚生労働省の調査によるとサラリーマンの90%以上の人がパソコンを使って仕事をしているという結果が出たそうです。
また、スマートフォンは電話としてだけではなく様々な機能があるので、インターネットやゲーム、SNSなどを利用している方は特に、片時も手離せないという方が多いのではないでしょうか?
最近、「目がしょぼしょぼする」「何もしていないのに体がだるい」「訳もないのにイライラする」といった症状に心当たりはありませんか?
それは、もしかするとVDT症候群かもしれません。
実は、長時間ディスプレイを見続けることで、目だけでなく心や体にまでその影響が及んでしまうのです。
ですが、ご安心ください!
VDT症候群はちょっとしたことに気を付けるだけで、その症状を解消することが出来ます。
ということで今回は、最近耳にすることが増えてきた「VDT症候群」についてその症状や原因・改善策などについて詳しく見ていきたいと思います。
心や体にも症状が現れるVDT症候群とは
ディスプレイを見ているだけなのに、その症状は目だけではなく心や体にまで影響を与えてしまうVDT症候群とは一体どのようなものなのでしょうか?
別名「テクノストレス眼症」とも言われているVDT症候群について、詳しく見ていきたいと思います。
実は、パソコンを使って仕事をしている方の60~80%の人はVDT症候群の何かしらの症状が出ていると言われています。
特にパソコンなどの画面を長時間見ているなと思う方は、自分の症状と照らし合わせながら読み進めていってください。
目の症状
VDT症候群で、最も多く見られる症状はやはり目の症状です。
主に以下のような症状が現れます。
- かすみ
- 見えにくい
- 痛み
- 疲れ
- まぶしい
- 乾く
- 涙がしょっちゅう出る
- ぼやける
- 充血する
- ゴロゴロする
- 視力低下
身体の症状
続いて、身体の症状について見ていきましょう。
VDT症候群の症状には以下のようなものがあります。
- 首や肩のこり
- 首・方・腰・背中の痛み
- 手のしびれ
- 頭痛
- 吐き気
- だるさ
- 自律神経失調症
精神の症状
最後に、VDT症候群とは一見関係なさそうですが、心の症状について見ていきましょう。
以下のような症状が現れます。
- イライラ感
- 不安感
- うつ病
- やる気がなくなる
- 不眠症
- 食欲・性欲不振
このように、VDT症候群は様々な症状を引き起こしてしまいます。
多くの方がいくつかの症状を抱えているかと思いますが、症状が軽いからと言って放っておいていませんか?
慢性的になってしまい、もう仕方がないと諦める必要はありません。
その原因がわかれば、気になる症状も改善することが出来ます。
現代人は目を酷使し過ぎ!?パソコン世代の現代病VDT症候群の原因
それでは、VDT症候群の原因について詳しく見ていきましょう。
これさえ知っていれば、あなたにぴったりの改善策がわかるはずです。
ここで、少しだけ「目のしくみ」についてご説明します。
「見る」という行為のために目は私たちにとってとても重要な役割を果たしています。
ご存知の通り、目はカメラのしくみとよく似ています。
写真を撮るときカメラ内部では、
- ピントを合わせる
- 光の加減を調節する
という2つの作業を行っています。
ピントが合っていないと写真がブレてしまいますし、逆光では被写体が写りません。
同じようなことが、私たちの目でも起こっています。
ピントを合わせるためには視力が必要ですし、光の調節をするためには黒目を大きくしたり小さくしたりして調整しています。
また、カメラにバッテリーやメンテナンスが必要なように、目にも休息が必要です。
これが、きちんと出来ていないと様々な症状が現れてしまうのです。
それではこれを踏まえて、VDT症候群の原因を見ていきましょう。
【原因1】ピントが合っていない
こちらは、特にメガネやコンタクトをしている方なのですが、視力に合ったものをきちんとしていないと、目への負担が大きくなり余計なストレスを与えることになります。
【原因2】ディスプレイに光が反射している
パソコンのディスプレイは、小さな点がたくさん集まり、目にもとまらぬ速さで点滅を繰り返すことで、画像となっています。
つまり、ディスプレイを見るということは、常にチラついている状態のものを見るということなので、目にはかなりの負担がかかっています。
それに加えて、光が反射してしまうとさらに見づらくなってしまい、目の労力をたくさん使うことになります。
【原因3】まばたきをしていない
パソコンを使っていると、画面を凝視するあまりまばたきの量がかなり減ってしまいます。
目はまばたきをすることで、涙の量を調節しています。
涙は目を守るための大切な成分なので、これがないと目が乾きやすくなりそこから様々な症状が現れるようになります。
また、室内が乾燥していたり、エアコンの風が直接当たるような場所も目が乾く原因となります。
【原因4】目線の移動が激しい
これはどういうことかと言うと、パソコンを使っている際に、書類などに目を通しながら作業をすることもよくあるかと思います。
その際に、パソコンを見て書類を見て…ということを頻繁に繰り返すと、その都度目は“書類にピントを合わせ、パソコンにピントを合わせ…と非常に忙しく働かなくてはならなくなってしまうのです。
この距離が遠ければ遠いほど、目を酷使しています。
これでは、目もかなり疲れてしまいます。
【原因5】負担のかかる姿勢で長時間作業を続けている
休憩なく長時間ディスプレイを見続けることは、目に負担がかかるだけではありません。
パソコンで作業をする際、座っていることがほとんどだと思いますが、足を組んだり、不自然な体勢で行っていませんか?
ずっと座りっぱなしでいると血流が悪くなり、身体の中の老廃物があらゆるところにたまりやすくなってしまいます。
肩や首の凝り、腰の痛みなどはそのようなことが原因で起こってしまいます。
ということで、VDT症候群はこのようなことが原因で引き起こります。
ですが、原因を見てみるとどれも改善できそうなものばかりではないでしょうか?
そうです。ちょっとしたことに気を付ければVDT症候群にならないようにすることは出来るのです!
簡単!すぐ出来る!VDT症候群の改善方法
それでは、ここからは具体的にVDT症候群の改善方法をご紹介していきたいと思います。
どれも簡単な方法なので、意識するだけですぐに取り入れることが出来ます。
【改善策1】パソコンを使う環境を整えよう!
まずはパソコンを置く環境が大切です。
以下の点に注意して設置場所などを考えましょう。
- ディスプレイと目の距離は40㎝以上
- ディスプレイの高さは目線と同じかやや低め
- 反射しにくい場所を選ぶ
- 反射防止用のディスプレイを使用する/反射防止シートを貼る
- 部屋の明るさと同じくらいにディスプレイの明暗を調節する
- 書類は立てかけるなどし、出来るだけディスプレイの高さと合わせる
- 椅子に深く腰を掛け背もたれに背を付けて座る
- 足は組まないで、両足とも地面に付ける
- 加湿器などを使って乾燥を防ぐ
- エアコンの風が直接あたるところは避ける
全て改善できれば完璧です!
【改善策2】定期的にメガネ・コンタクトの度を合わせよう!
こちらは、メガネを使っている方は特に重要です。
メガネは一度作ってしまうと、そのまま使い続けてしまう方が多いかと思います。
それでは、視力が落ちてしまうと、メガネの役割を果たすことが出来ずに、さらに目に負担をかけてしまいます。
ですので、少なくとも1年に1回は視力検査をし、視力に合ったメガネやコンタクトをしましょう。
ちなみに、最近では、ブルーライトから目を守るためのパソコン専用メガネなども売っているので一度試してみるのもおススメです。
【改善策3】まばたきを意識的にしよう!
こちらは、意識するのとしないのとでは全くまばたきの回数が異なります。
目の負担を少しでも軽くするために意識的にまばたきをたくさんしましょう。
まばたきをすると涙が分泌されやすくなります。
また、目薬を使うのも有効です。使い過ぎに気を付けて、定期的に点眼しましょう。
【改善策4】1時間おきに休憩を取ろう!
パソコンなどを使って長時間作業する場合には1時間おきに15~20分程度の休憩を挟むようにしましょう。
会社によってはなかなか難しいかもしれませんが、1時間ごとに立ち上がる用事を作りましょう。
例えば、コピーを取ったりお手洗いに行くなどして、座りっぱなしにはならないようにすることが大切です。
また、時間を忘れて集中してしまう方は、あらかじめ1時間ごとにタイマーをかけておくのもおススメです。
忙しいから…と言って休憩を取らないよりも、少しずつ時間を区切って休憩をした方が、仕事の効率も高まります。
【改善策5】血行促進にはホットタオルとストレッチ!
目や身体の健康を保つためには何といっても「血行」です!
血の巡りを良くすることで、凝りなどを解消することが出来ます。
目の血行促進にはホットタオルが良いです。
ホットタオルは、水で濡らしたタオルを絞って、レンジで約1分程度温めるだけで簡単に作ることが出来ます。
ホットタオルを当てると、目がじんわりと温まり目の血行促進をするだけでなく、リラックスすることが出来ます。
ホットタオルの作り方や使い方、効果についてはコチラでも詳しく紹介しています。
そして、身体もやはり血行を促すことで凝りを防ぎ、老廃物をしっかり流すことが出来ます。
そのためには軽いストレッチが有効です。
それではオフィスでも簡単にできるストレッチをいくつかご紹介していきたいと思います。
首のストレッチ
首を左・右・前・後の順にゆっくりと傾けていきます。
このとき、手を使って気持ちの良いところまでぐぅーっと押すと効果が上がります。
痛くならないように気を付けましょう。
最後に、首をゆっくり時計回り・反時計回りに回して終了です。
肩のストレッチ
まずは背中の後ろで手を組みます。
組んだ手を離さないように、肩を前に回したり後ろに回したりしましょう。
このとき、大きく肩を回すことで凝りをほぐすことが出来ます。
腰のストレッチ
こちらはラジオ体操でお馴染みのストレッチです。
足を少し開いて立ち、前屈をします。
その後腰に手を当て、後ろに体をそらしましょう。
これを何度かすると腰の血行が良くなります。
足首のストレッチ
こちらは座りながら出来ます。
足を浮かせて足首を手前にぐぅーっと起こしたり、向こう側にぐぅーっと倒すのを何度か繰り返します。
そして、足首を「の」の字を描くように回し、その後、反対にも回すというのを何度か繰り返しましょう。
両方一気に行うのが難しければ、片方ずつでもOKです。
このようにオフィスでもちょっとした時間を利用して、少しずつストレッチを取り入れていきましょう。
ストレッチをする際には、ゆっくりとした動きでしっかり呼吸をしながら、痛くなりすぎないように気を付けて行うことで、効果が上がります。
ということで、VDT症候群の改善方法をご紹介しましたので、是非、取り入れてみてください。
ですが、症状がひどい場合には一度病院を受診してみましょう。
まとめ
さて、今回はパソコン中心のライフスタイルを送る現代人にとっては生活習慣病とも言えるVDT症候群について詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
「もしかしてVDT症候群かもしれない」と思った方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は一度ご自身の生活を見直してみましょう。
ですが、そうかと言ってパソコンなどを全く使わないということはなかなか出来ませんよね。
そこで、使う際には「まばたきをたくさんする」「1時間ごとに休憩をする」など、とても簡単な方法を取り入れるだけでVDT症候群を防ぐことが出来ますので、積極的に取り入れていきましょう。
また、休日などはパソコンやスマホ・テレビなどを出来るだけ使わないようにして、自然や人と直接触れ合うようにしてみてはいかがでしょうか?
これまで悩まされていた、目の症状だけでなく心や身体に現れていた症状までもが一気に解決するかもしれません!
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