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高望みになってる?結婚相手の条件と決め方を解説!

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婚活を頑張っているのに一向にうまくいかないなら、もしかしたら高望みになっているのかもしれません。
もちろん、結婚相手の条件を考えることは大切ですが、結婚を真剣に考えているからこそ妥協できずに婚活が滞ってしまう場合も…。

そこでこの記事では、結婚相手の条件を高望みするデメリットについて解説します。
また、一般的に結婚相手に求める条件と、自分が高望みしていないかのチェックリスト、結婚相手の条件の決め方も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

結婚相手の条件を高望みするデメリット

目標を高く持つことは大切と言われますよね。
婚活も例外ではないのですが、条件を高望みし過ぎるとデメリットが発生するかもしれません。
まずは、結婚相手の条件を高望みするデメリットについて、詳しく解説していきます。

「いい人がいない」のスパイラルに陥る

結婚の先には生活がありますから、条件を考えるのは当然のこと。
とはいえ、結婚は条件だけではなく感情も伴いますよね。

結婚相手の条件を高望みすると、必然的に対象者が少なくなってしまいます。
少ない対象者から「結婚したい」と感情が揺さぶられる相手を見つけるのは困難です。
場合によっては、条件を満たす相手が一向に見つからない可能性もあります。
そのため、高望みしすぎると、いくら婚活を頑張っても「いい人がいない」という負のスパイラルに陥りやすくなってしまうのです。

相手の欠点ばかり目についてしまう

結婚相手の条件を高望みすると、どうしても「条件を満たしているか」で相手を見てしまいがちです。
まるで試験監督のように、相手の言動をチェックしてしまいます。
たった1つ条件に当てはまらないことがあるだけで、がっかりしてしまうのです。

とくに、条件が多いほどチェック項目も増えて、無意識に減点法になってしまいます。
これでは、相手に長所があってもなかなか気づけません。
条件を気にするあまり、相手の欠点ばかり目についてしまうのです。

相手をよく知る前に「対象外」にしてしまう

条件に縛られて試験監督のように婚活を続けると、相手に見切りをつけるのが早くなってしまいます。
すべての条件を満たしていないことを理由に、早々に対象外認定してしまうのです。

しかし、わずかな時間で知れるのは相手のほんの一部。
継続して合えば、新しい一面が見られて気持ちや関係が変わるかもしれません。
高望みで条件ばかり優先するのは、相手との今後の可能性を自分でつぶしているようなものなのです。

頑張っても結果が出ない

結婚相手に夢や希望を持つのは当たり前ですが、高望みし過ぎると婚活の結果がでない可能性があります。
結婚相手に求めた条件を満たす独身者の絶対数が少ないと、どんなに頑張っても結果を出すのは難しいでしょう。

問題なのは、自分の高望みに気づかない人が少なくないこと。
「これくらいの条件なら見つかるだろう」と思っている条件が、人口の1%に満たない内容かもしれません。
結婚相手の条件に高望みをする最大のデメリットは、高望みに気づかず「いるはずのない運命の相手」を探し続けてしまうことかもしれません。

結婚相手への条件一覧表

「結婚相手の条件を高望みするとデメリットがある」と言われても、どこからが高望みなのか判断が難しいですよね。
そこで、一般的に結婚相手への条件はどんなことが求められているのか、内閣府の男女共同参画局が行った「令和3年度 人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書」を元に作成しました。

男性 女性 平均
価値観が近い 59.2% 62.7% 60.9%
一緒にいて落ち着ける 51.1% 64.4% 57.7%
一緒にいて楽しい 49.4% 49.7% 49.5%
金銭感覚が近い 21.7% 29.5% 25.6%
容姿・ルックスに好感が持てる 25.4% 22.1% 23.7%
恋愛感情がある 23.7% 23.7% 23.7%
家事力(家事分担できる) 17.4% 27.8% 22.6%
満足いく経済力・年収 5.8% 32.6% 19.2%
仕事への理解がある 15.4% 10.6% 13.0%
子供好きである 8.0% 12.2% 10.1%
正規雇用である 4.4% 15.1% 9.7%
親兄弟・親戚と上手に付き合う 6.7% 11.0% 8.8%
年齢 9.0% 5.2% 7.1%
初婚である 5.8% 8.3% 7.0%
学歴 2.3% 2.7% 2.5%
家柄 1.8% 1.8% 1.8%

参照:内閣府男女共同参画局「令和3年度 人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書」

男女で数値にやや差があるものの、一般的に結婚相手に求める条件は性格や相性を重要視する傾向です。
価値観が近く、一緒にいて落ち着ける幸せな家族像を結婚相手に求めている人が多いのは男女共通のようです。

一方、男女差が際立ったのは経済力関係です。
「満足のいく経済力・年収」「正規雇用」を結婚相手に求めるのは、圧倒的に女性が多い結果が出ています。
共働き夫婦が多数派になりましたが「妻の収入は補助的なもの」と考える層がまだ厚いのかもしれません。

また、多くの質問で女性の方がパーセンテージが高いことから、男性より女性の方が結婚相手の条件をシビアに考えている傾向と言えるでしょう。

結婚相手の条件が高望みかセルフチェック!

自分が求めている結婚相手への条件が、実は高望みだと気づいていない人は少なくありません。
そこで、結婚相手の条件が高望み化のセルフチェックを作成しました。

以下の質問に「はい」か「いいえ」でお答えください。

  • 結婚相手に年収400万円以上を求めている
  • 結婚相手は正規雇用が望ましい
  • 結婚相手の家族構成にこだわりたい(長男や一人っ子は除外など)
  • 結婚相手の外見にはこだわりたい
  • 自然な出会いがしたい

「はい」が多いほど、高望みしている可能性が高くなります。
その理由について、詳しく解説します。

30~34歳の平均月収は男性29.7万円、女性25.4万円

厚生労働省が発表している「令和4年賃金構造基金統計調査の概況」では、30代前半の平均月収は男性29.7万円、女性25.4万円です。

単純計算で、男性の年間月給は約360万円、女性は約300万円程度。
それに加えて、各種手当や賞与などが加わると、額面は増えますが、雇用形態や勤め先によって金額が違います。

仮に、400万円前半になったとしても、そこから社会保険料や税金等が引かれると、手取りは400万円に届きません。
「年収400万円以上なら妥当だろう」と思っていても、女性に求める条件としては平均以上、男性でも「手取り額」として考えると、実は高望みになり兼ねない金額です。

結婚適齢期の非正規雇用率は意外と多い

「結婚生活には安定した収入が必要」と、結婚相手に正規雇用を求めるのも、高望みになる可能性があります。

内閣府の男女共同参画局の発表では、令和2年度の25~34歳の非正規雇用率は男性14.4%、女性34.3%です。

また、総数ではありますが「労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)平均結果の要約」によると、自営業主・家族従業者数は648万人で、同年の終章者数の約10%を占めています。

多数派ではありませんが、正規雇用以外で働いている人は意外と数が多いです。
そのため、他にも多くの条件を求めていると「正規雇用」にこだわることが高望みにつながるかもしれません。

もはや次男・次女は少数派である

「同居や介護が不安だから、次男次女が望ましい」というのは、一昔前ではよく耳にした結婚相手の条件です。
しかし、令和では結婚相手の家族構成に条件を付けると、高望みになってしまいます。
というのも、「次男次女以降」は少数派だからです。

平成7年度「国民生活白書」によると、昭和62年時の兄弟姉妹の数の推移は以下の通りになります。

0人:3.6%
1人:10.3%
2人:55%
3人:25.5%
4人以上:5.5%

出典:内閣府平成7年度「国民生活白書」

子どもが2人以下の家庭が半数以上を占め、子どもの数は年々減少傾向です。
子どもが2人でも、男児2人、女児2人、男女1人ずつと組み合わせはさまざま。
また、産まれた順番と同居、介護の問題が必ずしも関係するとは限りません。
結婚相手の家族構成はこだわらない方が、結婚相手と出会う可能性は広がるでしょう。

外見にこだわるほど婚期を逃す傾向がある

内閣府男女共同参画局の調査の「結婚相手に求めたこと」を既婚、独身別に見ると「用紙・ルックスに好感が持てる」という回答に有意差が見られました。

  • 20-39独身男性:24.5%
  • 20-39独身女性:22.1%
  • 40-69歳独身男性:32.1%
  • 40-69歳独身女性:25.6%
  • 20-39既婚男性:19.1%
  • 20-39既婚女性:15.8%
  • 40-69歳既婚男性:23.9%
  • 40-69歳既婚女性:15.6%

参照:内閣府男女共同参画局「令和3年度 人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書」

明らかに独身者の方が結婚相手への条件に外見を求める割合が高いです。
もちろん、誰しもが外見の好みはあるでしょうが、こだわりすぎると高望みになり、理想の相手にめぐり会えなかったり、外見以外の相手の長所を見逃したりするのかもしれません。
婚活をするときは、外見だけではなく総合的に相手を知ることが大切です。

出会い方の理想と現実にはギャップがある

ドラマのような運命的な出会いがあったら素敵ですよね。
理想の出会い方を思い描くのは楽しいものです。
しかし、理想と現実にはギャップがあるもの。
内閣府男女共同参画局の調査によると、結婚相手との出会い方は理想通りとはいかないこともあるようです。

たとえば「幼なじみ、隣人関係」が理想の出会いとする層は20~39歳の既婚女性で25.9%ですが、実際に幼なじみ、隣人関係で結婚したのはたったの2.9%です。
また、マッチングアプリでは理想2.4%に対して、実際に出会いを果たした人は7.3%もいます。
参照:内閣府男女共同参画局「令和3年度 人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書」

偶然の出会いには憧れますが、結婚したいなら理想の出会いにこだわるのは高望みになるでしょう。
方法を問わず、積極的に出会いを増やした方が、結婚できる可能性が高くなります

結婚相手の条件の決め方3つのステップ

結婚相手の条件を高望みすると、結婚が遠のく可能性があると言われても「誰でもOK」とはいきませんよね。
妥協して結婚相手を見つけても、結婚生活がうまくいかないかもしれません。

では、高望みにならない条件をどのように決めれば良いのでしょうか。
結婚相手の条件の決め方を3つのステップで紹介します。

ステップ①結婚相手の条件を思いつくままに書き出す

まずは、自分が求める結婚相手の条件を、思いつくままに書き出してみましょう。
この段階で、高望みかどうかを考える必要はありません
「こんな相手だったら嬉しい」という条件を、小さなことも箇条書きでどんどん書いてください。

ステップ②なぜ結婚相手に条件を求めるのかを考える

全てを書き出したら、1つずつの条件について「なぜ自分は結婚相手にこの条件を求めるのか」を考えましょう。
なにげなく理想を思い描いているようで、実は確固たる理由があるかもしれません。
逆に「なんとなく」で求めていて、よく考えたら不要な条件の場合もあるでしょう。

相手に求める条件に付いて丁寧に理由を考えることは、自分がどんな結婚生活をしたいのかを掘り下げる作業でもあります。
本当に必要な条件を見極めるための作業なので、じっくり取り組んでくださいね。

ステップ③本当に譲れない条件だけを残す

最後に、本当に譲れない条件だけを残しましょう。
「これだけは絶対に譲れない」と言い切れるものだけを残すのがポイントです。
「他の条件を全て満たしていても、絶対に譲れない条件を満たしていないなら無理!」という基準で取捨選択しましょう。

ここで残ったものは、客観的に見て高望みだったとしても、あなたにとってはとても大切な条件です。
あなたが幸せな結婚をするために欠かせない指針になります。

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