プレゼンで聞き手をひきつける簡単なテクニック7選
2015年8月7日
社内での企画発表や、クライアントに向けた企画提案など、様々なビジネスシーンでプレゼンをおこなう事があります。
しかし、深くデータを収集し、何度も発表練習したにも関わらず「良く分からない」「何が言いたいか分からない」「それで?」などと冷たい反応を受けてしまった経験はありませんか?
それは、聞き手への細かい気遣いを忘れて、自分の言いたい事だけを延々と喋っている可能性があります。
今回は「プレゼンを成功に導くテクニック7選」を紹介します。7つのテクニックを実践すれば、プレゼンの質は格段によくなります。
また、どれも難しくありません。少しの意識と少しの気遣いだけです。
あの嫌な緊張感がワクワクに変わるかもしれませんよ。
目次
①聞き手にとってどのような利益があるか?を意識する
よく勘違いされることの1つですが、プレゼンは正しい情報を正しく伝えることが目的ではありません。
もちろん、誤った情報や、故意にねじ曲げた情報を伝えて良いという訳ではありません。
プレゼンは聞き手にとってどのような利益があるか?が重要なポイントです。
資料には沢山の導入事例や売上の前年比を示す数字が書かれてるかもしれません。
しかしそれは、当人にとっては必要なければどんな有用な数字であっても意味がありません。
聞き手は会社の同僚や部下ですか?上司ですか?社長ですか?
取り引き先の社長でしょうか?
決裁者ですか?それとも担当者でしょうか?
その相手が所属するのは、営業部でしょうか?どのような業界でしょうか?
利益を短期or長期で判断する人でしょうか?数字重視or熱意重視でしょうか?
このように相手のコンテキスト(背景)を簡単に洗い出し、何を以って「利益」としているか考えてみてください。
そして資料や説明1つ1つに乗せることで、真剣に耳を傾けてくれることでしょう。
②プレゼン内容に全く興味がない人間に聞いてもらう
プレゼンの準備が終わったら、ぜひ誰かに試しに聞いてもらいましょう。プレゼンは練習と経験が大切です。
しかし、社内のチームメンバーや、サービスや商品に詳しい上司などの前でプレゼン練習をしていませんか?
そこには緊張感が少なく、社内用語も通じてしまうし、クライアントや決裁者の性格まで知り得ているというデメリットがあります。
プレゼン練習で大切なことは、何も知らない人がこのプレゼンを理解できるかどうかということです。
わかりづらい専門用語や社内用語がないかどうかや、知識レベルに左右されない表現法などですね。
そのためには、プレゼン練習はあえて「何も知らない人」の前で行うべきです。
③動画を聞き手の目線で撮る
自身のプレゼンを録画し良い所・悪い所を客観的に探す方法があると思います。
大きいコンペやセミナーを経験した方は一度くらい試したことがあるのではないでしょうか?
録画確認をする際、大切なことはカメラを聞き手の目線に設置することです。
もし決裁者がいる場合はその人の席や目線にします。
プレゼンは座ったままで行うのか、立ち上がって話すこともあるのか、相手はどの位置に座ってどのように見えているか、などを想定して動画撮影しましょう。
この方法だと客観視できるだけでなく、資料の見え辛さや、前述した利益をきちんと決裁者に向けて話しできているか?などが確認できます。
一番見てもらいたい数字が、自分の身振り手振りで見えなくなっては元も子もありません。
プレゼンを見聞きする人の立場になってその動画を検証し改善することが大切です。
④「体言止め」で言葉の魅力を引き出す
難解な言葉を並べたり、横文字言葉を多用することが言葉の魅力ではありません。
言葉に魅力を持たせる方法の1つとして「体言止め」があります。
体言止めとは、名詞で止める方法、つまり句読点の前で文章を明確に区切ることです。
例を挙げてみましょう。
- 現代では危険性を事前に察知し、コンプライアンスを遵守することが重要です。
- 現代では危険性を事前に察知することが重要です、そしてコンプライアンスの遵守。
1よりも2の方が「コンプライアンスの遵守」という言葉がフォーカスされて、より注目度が高まると思いませんか?この体言止めをいくつか散りばめることにより、プレゼン全体にメリハリができます。
体言止めを効果的に活用することでプレゼンにメリハリができると、プレゼン参加者の心に、フォーカスされた言葉がその都度突き刺さることになります。
逆に、心に何も突き刺さらないプレゼンは、のっぺりとして退屈なものです。
いかに参加者の心に言葉を突き刺せるかどうか、がプレゼン成功のカギとなります。
⑤最初と最後の言葉を決めておく
プレゼンの最初と最後の言葉を決めておくだけで、緊張で頭が真っ白になったらどうしよう、という不安感は解消されます。また、最初と最後の言葉をしっかりとしたものにしておくとプレゼン全体が引き締まります。
特に最後の言葉は、後味の良い終了を迎えることができ、全体の印象を格段にアップすることができます。
最初の言葉例:
「山田太郎です。今日は○○についてご説明したいと思います。」
最後の言葉例:
「これにて終了となります。最後までご清聴ありがとうございました。」
最初の最後の言葉をどんなものにするかで、プレゼンが良かったかどうかの総合得点が大きく変わってきます。
言い方を変えると、最初と最後の言葉をきっちりさせておくだけでプレゼンの印象を良いものにできるのです。
⑥見ている人間を惑わせない
プレゼンに参加している人は、発表者の言動1つ1つに注目をしています。参加者を不安な気持ちにさせてしまうことは必ず避けましょう。
参加者を惑わせてしまう行為として、下記のような言動が挙げられます。
- 5秒以上の沈黙
- 「~だと思います」といった自信のない言葉の多用
- プロジェクターで資料を映し出している場合、マウスでカーソルを必要以上に動かしすぎる
- ページやスライドを行ったり来たりする
- すべてにおいてキーボードのショートカットで作業を進める
せっかくプレゼンを聞いてくれている人を迷子にさせないための心遣いとも言えます。
キーボードのショートカットについては、いくら一般的なものでもあえて使わず、右クリックで作業の工程を見せるようにしましょう。
⑦敢えて競合の良いところ、自社の悪い部分を伝える
自社製品やサービスをプレゼンする場であれば、多くの場合、競合他社との比較をレポートすることが多いはずです。
その際に、競合他社製品より自社製品がいかに優れているかを伝えることが中心になることは当然ですよね。
ただし、それだけが延々と続いてしまうと、人は自然と不信感を抱いてしまうことがあります。
いいことばかり並べて本当は致命的なデメリットがあるんじゃないの?といった気持ちです。
だからこそ、「競合他社製品の良い点」や「自社製品の悪い点」をあえて伝えることもテクニックです。
自社の悪い点を伝えるプレゼン発表者に対して、人は「お?」と注目します。
悪い点は改善をすれば良いこと、いかに改善しようと考えているか、正直な姿勢を見せること、で自社のファンになっていただけるのです。
また、改善を予定していない場合でも、「使いやすさを優先させるために厳選した機能のみを提供している」「自社製品はオンリーワンです」といった言い方も、説得力を増すことにつながります。
まとめ
いずれの方法も資料作成等の事前準備はできている前提なので、詰められてない部分がある場合はそちらから進めてください。
その上で、ほんの少し意識するだけで、ほんの少し気を遣うだけで、あなたのプレゼンは格段によくなることでしょう。
今後のプレゼンが成功することを祈っています。
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