ファッション
2020/01/12
街コンで避けるべき5つのNGファッション
■見た目の9割は服で変わる!?
「年齢は平等に重ねるものですが、35歳を迎えたころからジワジワと『見た目の格差』が生まれることにお気付きでしたか?」
特に街コン・婚活では、その後の盛り上がりに影響を及ばします。いつまで経っても若々しく見える男性がいる一方、年相応のオジサンに見えてしまう男性も増えています。メイクアップという手段をもつ女性に比べ、男性は見た目の劣化を防ぐ手段が限られていたからです。
そういう意味では、街コンに参加する男性の場合、身体の表面を9割覆っているファッションで印象はガラリと変わります。今回は、街コン・婚活パーティーで絶対に避けるべき5つのNGファッションについて、『38歳からのビジネスコーデ図鑑 真似するだけで印象が劇的によくなる(日本実業出版社)』著者がお伝えします。
■街コンでオジサン臭モロバレ!避けるべきパンツ丈
男性の場合、女性に比べ、そこまで流行を追わずとも問題はありません。ところが、定番を追う必要があります。たとえば、2020年代における「定番のパンツ丈」をご存知でしょうか。
パンツ丈は、オジサン風に見える原因のひとつです。最適なパンツ丈はその時代を反映しています。だからこそ、丈感次第で時代遅れに見えてしまうのです。現在アラフォーを迎える方々が過ごした90年代。腰履きが流行った当時、裾を引きずるほど長いパンツ丈が主流でした。
当時ほど長い丈感の方は少ないでしょうが、それでも他の世代に比べ、長めのパンツ丈を履いている男性が目立ちます。今の時代、「アンクル丈」と呼ばれる短めが主流です。当時と現在の最適丈があまりにも違うからこそ、その違いが明らかに目立ち時代遅れに感じるのです。
■セーターが厚い人が陥るワナ
真冬だからこそセーターで暖かみを出すことは重要ですが、セーターの「厚み」と「着こなし」を間違えている男性参加者を見掛けます。
いちばんやってはいけないNGセーターファッションは、薄手のセーターを1枚で着ることです。ハイゲージニットと呼ばれる薄手のセーターは襟付きシャツとセットで着る服だからです。
逆に、寒がりの男性に多いのですが、厚手のセーターを重ね着している人を見掛けます。これは着膨れして見えるのでNGです。地厚なセーターはTシャツやヒートテックの上に1枚で羽織ります。しかも、その上はすぐコートです。地厚なセーターの上にジャケットを羽織ることで、着膨れするからです。
■街コン・婚活パーティーにスーツで参加するときに気を付けるべきこと
スーツ着用で婚活パーティー・街コンに参加する方もいらっしゃるかもしれません。「女性はスーツ姿の男性が好き」という言葉もあります。
このとき、仕事で使っているダークスーツのまま街コン・婚活パーティーに参加してしまうと、仕事帰りのおじさんと大差がないよう見えます。世代・年齢でいうならば、黒いスーツを好む世代は40代より上の世代だからです。また、パーティー運営のスタッフさんに間違われるリスクもあるかもしれません。
女性がときめくスーツは同じ紺色スーツであっても、紺の濃度を変えることで生地に表情があるタイプを選びましょう。たとえば、パープル掛かった紺色を「ナス紺」と言います。深みがある紺色で色気があります。また、青みが強い紺色を「ライトネイビー」と言います。外資系の保険会社トップセールスが好みそうなスーツです。
■婚活パーティーで失敗する男性のシャツ襟
「ジャケット着用でお越しください」というドレスコードを見たことがある人も多いでしょう。街コンではそこまでのルールはないかもしれませんが、婚活パーティーの会場がシティーホテルなどで開催される場合、ジャケット着用というドレスコードを見掛けることがあります。
このとき、襟がパリッとしていないシャツを着ているアラサーを見掛けます。普段のスーツ姿にくらべ、カジュアルなジャケパンをイメージしたとき、カジュアルシャツを選んでしまうとだらしない印象に見えます。
カジュアルシャツの多くは、襟先が柔らかくパリッと見えません。とはいえ、ビジネスシャツを合わせる訳もなく、襟がフニャっとしたカジュアルシャツにカジュアルジャケットを合わせる40代が多いのです。
ところが、ここに落とし穴がありました。ジャケットから覗くパリッとしていないシャツの襟先は清潔感を損なうのです。カジュアルシャツは、ジャケットのインナーではなく1枚で羽織るアウターとして春先に着る服だったのです。
カジュアルなジャケットスタイルでは「イタリアンカラーシャツ」がお薦めです。スーツにくらべ、襟立ちはしっかりしている印象ですが、堅くはありません。
■もはや古臭い!?街コンの定番だったVネックファッション
ジャケットのインナーとしてVネックを着る方もいらっしゃいますが、最近はクルーネックが定番です。Vに比べ、カジュアルな印象ですが、時代がカジュアルに向かっています。
また、生地がペラっとしている場合、安っぽい印象になるので気を付けたいところです。最近ビッグシルエットやドロップショルダーと呼ばれるファッションが主流です。これは年齢に関係なく、カジュアルな印象を出すとき、取り入れます。
このとき、生地感は「張りがあるもの」が主流だということをお忘れなく!
■著者プロフィール
森井良行(もりい・よしゆき)
ユニクロさえもカッコよく着こなす!がコンプセプトのファッションスタイリスト。
弊社代表の友人でもあり、30代40代のためのパーソナルスタイリスト「エレカジ」代表。
<エレカジ公式サイト>
http://www.elegant-casual.com/