ファッション
2020/09/10
街コンで失敗する男性のテーラードジャケットにある意外な共通点
■テーラードジャケットなのに第一印象で損している男性の盲点
街コン・婚活パーティーのパーティー案内で見掛ける
「テーラードジャケット着用」というドレスコード。
ファッションやパーティーに精通している男性ならば、
この言葉から着ていくべき服装が容易にイメージできることでしょう。
ですが微細な違いをくみ取らず、
「取りあえずジャケットを着ている」という男性をよく見掛けます。
カジュアル要素が強いタイプからビジネス要素が強いタイプまで、
テーラードと言っても様々です。そして、タイプによって、
組み合わせるアイテムが変わってくることは意外と知られていません。
つまり、テーラードジャケットを着ていたとしても
「選び方」「着こなし」を間違えてしまえば、
ただの生真面目な印象に陥ってしまいます。
その様子が街コン・婚活パーティーの雰囲気にマッチするとは限りません。
ジャケット着用が必須となるこれからの季節だからこそ、
女性から「雰囲気がステキ!」と言われる
「街コンに最適なテーラードジャケット」について、
『38歳からのビジネスコーデ図鑑
真似するだけで印象が劇的によくなる(日本実業出版社)』著者がお伝えします。
■モテるテーラードとモテないテーラードの違いがコレ!
街コン・婚活パーティーにおける第一印象で失敗している男性は、
「ジャケット=お堅い」と捉えがちですが、
ジャケットといってもカジュアル要素が強いものから
ドレス要素が強いタイプまで様々です。
この認識を間違えてしまったとき、おかしいコーディネートに陥ります。
たとえば、カジュアル寄りのテーラードジャケットの場合、
着丈が短めに設計されているものが多く、
通常の襟が付いたシャツスタイルに合わせたときアンバランスに見えます。
一方、ドレス寄りのテーラードジャケットに襟がない
カットソーを合わせる場合、カットソーの生地によっては
ジャケットのドレス感に負けてしまいます。
手持ちのテーラードジャケット、その質感を見極めなければ、
相性抜群の組み合わせに到達しません。
女性から「あの人と喋ってみたい!」と思われる男性は、
清潔感のみならずジャケットを着こなしているという
雰囲気の良さが際立ちします。
その雰囲気は、街コン・婚活パーティーの
スタイリッシュな会場にマッチするのです。
だからこそ、最初にやるべきことは手持ちのテーラードジャケットが、
カジュアル・ドレスどちら寄りのタイプか見分けること。
■テーラードジャケットの確実な見極め方
広い意味で捉えれば、テーラードジャケットとは
「仕立てのスーツ・ジャケット全般」ということになりますが、
現代のファッションシーンではスーツジャケットは含みません。
スーツのようなキレイめのジャケットということになります。
では、一体どうやってタイプを見分けるのでしょうか。
テーラードジャケットの差は「着丈」に現れます。
カジュアル要素が強いテーラードジャケットは、
お尻が3分の2から半分隠れる程度の着丈で短めです。
一方、ドレス要素が強いテーラードジャケットは、
お尻が4分の3から3分の2隠れます。
ちょっとした差かもしれませんが、着用時のバランスは随分変わるのです。
■ドレス寄りのテーラードジャケットで女性ウケする着こなし
ドレス寄りのテーラードジャケットであることを判明したら、
襟が付いたシャツを合わせましょう。
このとき、イタリアンカラーと呼ばれる襟立ちがよいシャツがおすすめです。
一般的なカジュアルシャツの襟は、第一ボタンを開けたとき、
襟先がピョコっと浮いてしまいだらしなく見えます。
たとえ、ボタンダウンカラーであったとしても、
カジュアルシャツの場合、襟自体がヨレやすいことは周知の事実です。
一方、「イタリアンカラー」と呼ばれるシャツの襟型は、
襟裏の生地が広くとられているため、
襟が補強されているため、襟立ちがキレイなのです。
ジャケットから覗く胸元、この凛とした印象こそ街コン・
婚活パーティーのスタイリッシュな空間に相応しいのです。
注意したいことは、たとえイタリアンシャツを
テーラードジャケットに合わせたとしても、
カジュアル要素が強いならばシャツと
ジャケットの雰囲気がマッチしないということ。
この違和感が、ジャケットをアンバランスに見せる
残念な着こなしなのです。
では、カジュアル要素が強いテーラードジャケットには
どんな着こなしが求められるのでしょうか。
■カジュアル寄りのテーラードジャケットで女性ウケする着こなし
着丈が短めのカジュアルジャケットにはカットソーが良く合います。
襟がないTシャツのようなインナー全般です。
このとき、インナーを選ぶ際に2つの条件があります。
ひとつ目は、襟型はVネックよりクルーネックがおすすめです。
時代と共に変わるのは流行だけではありません。定番も変わります。
00年代から10年代中盤までカットソーといえば
クルーネックよりVネックが人気でした。
鎖骨が見えることでセクシーな印象だったのです。
ところが、時代は変わりVネックは必ずしも一般的ではなくなりました。
ふたつ目は、インナーの生地の厚みです。ペラっとした薄めのインナーは
テーラードジャケットに合わせるには貧相に見えます。
ジャケットのドレス感に負けないカットソーは
生地が厚い方が好ましいのです。
特に、天然繊維100%のコットンではなく、
地厚なジャージー素材を合わせてあげると今っぽい印象です。
街コン・婚活パーティーに最適なテーラードジャケットを選び方を理解し、
女性との交流を100%楽しめる準備をすすめましょう。
■著者プロフィール
森井良行(もりい・よしゆき)
ユニクロさえもカッコよく着こなす!がコンプセプトのファッションスタイリスト。
弊社代表の友人でもあり、30代40代のためのパーソナルスタイリスト「エレカジ」代表。
<エレカジ公式サイト>