パーティー報告&参加者の声

ファッション

2022/01/12

初対面の苦手意識を解消する!最強の冬婚活ファッション

■なぜ人は身なりで内面を判断してしまうのか?

非言語コミュニケーション領域が、婚活パーティーや街コンに影響を及ぼしていることは意外と知られているようで見落としがちです。ファッションのみならず、立ち振る舞いに加え、声や表情など一挙手一投足が婚活パーティーの成果に直結しています。

 

「あの人、なんか気になるな」、「また会ってみたいな」といった女性の気持ちを動かすファッションというものが存在します。また同時に重ね着が自然にハマる冬という季節柄、そのテコ入れをしやすいのです。

 

では、女性に受け入れられやすい格好とはどんな格好なのか。長引くテレワークも相まって、洋服を購入する機会がないまま2年が経ってしまったという方も多いのではないでしょうか。手持ちの紺ジャケットで婚活パーティーに行くには、「どうしても地味になってしまう」というお悩みあるかもしれません。

 

そこで今回は、1対1の着席イベントでカップルになりやすい男性の共通点から婚活ファッションを紐解きます。『38歳からのビジネスコーデ図鑑 真似するだけで印象が劇的によくなる(日本実業出版社)』著者がお伝えします。

 

 

■会話のキッカケをつくるジャケット小物とは!?

ジャケット小物といえば、ポケットチーフが一般的ですが、季節を連想させるキレイな小物は女性の目を惹きます。これまで様々なファッション小物を紹介して参りましたが、今回見つけたピンズは、冬を連想させる「雪の結晶」に加え、雪に見立てた「一粒のパール」をあしらったデザインが秀逸でした。

 

季節感が大切であることはその通りですが、小物のモチーフがカワイイ過ぎる場合、大人が着けるには微妙なところです。たとえば、雪だるまやサンタクロースは、冬を象徴するモチーフですが、ジャケットにつけるピンズとして大人にはカワイイ過ぎますよね。

 

一方、雪の結晶にパールという組み合わせは、カワイイというよりジュエリーのような気品が見受けられたのです。このような季節限定小物は、この時期、どの百貨店でも扱われていますので、ビジネス小物売り場を確認してみてください。

 

黒や紺など、ダークカラーの手持ちジャケットに着けるだけでジュエリー見えして、この冬、女性を喜ばせましょう。ただし、使える期間は2月末くらいまでという事もお忘れなく。まだまだ寒さが続く3月ですが、その頃には、春の季節感だからです。

 

 

■カップリング後、既読スルーさせないファッション工夫

パーティー会場を出た後、冬アウター姿が残念で幻滅したという話しを婚活中の女性からよく伺います。確かにパーティー終了後、「もう1件行きましょう!」となったとき、もしくは、後日デートしたとき、コートやダウンジャケット姿に違和感を覚えれば100年の恋も冷めてしまいますよね。

 

特にコートを着ているとき、マフラーをしていない男性がいますが、これは大きな損失です。というのも男性のマフラー姿は、女性をドキッとさせるパワーを秘めています。古くは「冬のソナタ」に登場のヨン様、また昨年人気を博したドラマ「恋は続くよどこまでも」(TBS)の佐藤健さん演じる天童先生が、ヒロインにマフラーを掛けるシーンも印象的でした。

 

冬の恋愛ドラマに欠かせない小道具マフラーですが、日常生活においては、防寒のみならずモテる小物として活躍します。ところが、「巻き方が分からない」というお悩みがあることも事実です。

 

そこで今回ミラノ巻きを紹介しますが、マフラーの質感が大切ですので、マフラーの生地感から決めましょう。ニット編みやフェルトマフラーなど様々な種類があるなか、ミラノ巻きでは、ストールのようにフワッとしたウールやカシミヤにしたものがおすすめです。

 

では4つのステップでミラノ巻きをお伝えします。まず一般的な一重巻きをします。その後、輪の中に上から手を突っ込み、片側を少しだけ浮かします。そして、その小さな輪に反対側の端を通します。最後に結び目を程よく締めたら完成です。

 

 

■いちばん後回しになりがち婚活アイテムとは!?

この冬、恋愛のキッカケを生み出す小道具として、コートにマフラーを足してみてください。その一方、バッグも大切です。男性のバッグ売り場は、黒や茶といったダークカラーの品揃えが一般的ですが、女性の売り場は華やかな色で溢れています。

 

メンズではあまり見かけないベージュ色のビジネスブリーフ、そのパワーは行きかう女性の視線を独り占めにするポテンシャルを秘めています。ただし、「女性の反応が明らかに良くなる」ことが分かっていたとしても、そもそも明るい色を持つことに抵抗ある男性がほとんどではないでしょうか。その背景に、服とバッグの「色合わせに対する誤解がある」と私は見ています。

 

服とバッグの色が近づくほど、全身に統一感が生まれ、「バッグが服装に馴染む」という考え方があります。その一方、明るいバッグをアクセントとして「全身にメリハリをつくる」着こなしもありますが、このコーディネート法則は意外に知られていないようです。

 

服とバッグ、色合わせの正解は「肩紐の有無」で変わります。たとえば、リュックやショルダーバッグならば、服の色に馴染ませるコーディネートが正解です。というのも肩紐は生活感のイメージが強いため、馴染ませた方が好印象に映ります。

 

一方、手持ちするトートバッグやビジネスブリーフを、私はスターアイテムと呼んでいます。その定義は、服の色馴染みを気にせず、挿しこむだけで華やかに見えること。これが明るいバッグで全身にメリハリをつくりやすい理由です。

 

なかでも今回紹介するようなベージュのビジネスブリーフは、その性質上、カタチにドレス感があるため、似合う服の幅が広いのです。スーツやジャケットに合うことは当然ですが、バッグの色合いがカジュアルなので、休日のコートスタイルに相性抜群です。ただし、ダウンジャケットなどアウトドア系には合いませんのでご注意ください。

 

 

 

■著者プロフィール

森井良行(もりい・よしゆき)

ユニクロさえもカッコよく着こなす!がコンプセプトのファッションスタイリスト。

弊社代表の友人でもあり、30代40代のためのパーソナルスタイリスト「エレカジ」代表。

<エレカジ公式サイト>