ファッション
2018/06/13
街コンがもっと楽しくなる!男性ファッション講座【ジャケットのインナー編】
「今日の婚活パーティー、何を着よう・・・」
楽しみにしていた街コン当日を迎え、テンションが上がると同時に湧き上がる不安! ファッションで悩むことはありませんか?
シティーホテルのレストランに行くときほどかしこまる必要はありませんが、パーティー会場はおしゃれな空間です。だからこそ、街コン型の出会いにおいて、想像以上にファッションは重要でした。
そもそも目の前にライバルがいるからこそ、カジュアルな恰好では悪目立ちします。街コンパーティーは、ライバルと比較されがちな場であるということ。これを理解したとき、会話術と同じくらい服装が重要であるという事実に気づかれるのではないでしょうか?
同じような話題で会話をしていても、着ている服装次第で女性の反応は変わります。「何をしゃべるか?」よりも「誰がしゃべるか?」が、実は重要だったのです。のべ4,000人以上の買い物に同行してきた服のコンサルタントである私が、街コンを100倍楽しめる男性ファッションについてお伝えします。
カジュアル好きの男性!エレガント好きの女性!
「男女の好みは一致しない!」という法則は、服装についても当てはまる考え方です。男性はリラックスできる服装を好み、着心地を重視します。一方、女性はきれいに見える服装を好み、エレガントな雰囲気を重視します。つまり、街コンで女性に求められる服は、必ずしも流行である必要はなかったのです。
GU・ユニクロなど定番アイテムで好印象はつくれます。重要なことは、あなたの服装がTPOに合っていること! Time/Place/Occasionという単語の略で、「シチュエーションに応じて着る服を変える!」というドレスコードを重視する言葉です。つまり、男性も街コン・パーティー会場を意識した服装が求められます。
とはいえ、ドレスコードという言葉にピンとくる男性は少ないかもしれません。「ジャケットを羽織っておしゃれな恰好でお越しください!」という主催者の説明を見掛けても、なかなかその真意が伝わっていないのではないでしょうか?
女性が釘付け!?エレガントカジュアル
エレガントな雰囲気を重視する女性の多くは、エレガントな装いの男性を好みます。デートで一緒に歩くことを想像し、「自分の服装にこの男性の服装は釣り合いが取れるか?」ということまで無意識に考えてしまうそうです。カジュアルよりもエレガントカジュアル! 26歳以上の男性にとって、ネルシャツのようなカジュアルよりも、ジャケットを着崩した服装が街コンで好反応です。
ところが、スーツジャケットからニットジャケットまで、その種類は無数にあります。ブラック・ネイビー・グレー・ベージュというように色のバリエーションもあるため、似合うジャケットをなかなか見つけられません。ところが、たった一つの工夫だけで、どんなジャケットを選んでもほぼ似合うように見える「魔法の着こなし」があったのです。
ジャケットの種類にこだわらず、合わせるインナーをこだわりましょう! 実は、「襟がないインナーはジャケットの週末着こなしを格上げしてくれます。春夏はVネックのTシャツ、秋冬は丸首のニットというように、襟がない服をジャケットに合わせることで、垢抜けて見えるのです。
このとき、スーツジャケットではなくカジュアルジャケットを選びましょう。ユニクロのコンフォートジャケットでも十分好印象をつくることが可能だからです。カチッとし過ぎるのではなく、あくまで『休日のジャケットスタイル』を意識しましょう。
カジュアルシャツにジャケットが合わないワケ!
一方、カジュアルシャツがジャケットに合わせづらいということはご存知でしょうか?
実は、カジュアルシャツの多くは襟先がよれやすくジャケットに合わせることで、清潔感の邪魔をするものが混ざっていたのです。ところが、スーツスタイルの影響から、世間では「ジャケットインナー=襟シャツ」という認識が強く、この組み合わせに抵抗がある男性がいまだ多いです。ジャケットをステキに見せるためには『アイテムとアイテムの組み合わせ方』が重要! これがコーディネートです。
もし、休日ジャケットスタイルのインナーとして襟シャツを選ぶならば、以下の条件を意識してください。
・ボタンダウンの襟型
・イタリアンカラーの襟型
・カラーキーパーが入った襟型
いずれにも共通するポイントは、シャツ襟が羽織ったジャケットの重みでつぶれないということ。ちなみに、イタリアンカラーは、襟立ちがキレイなシャツの代表格です。襟の裏地がボディーまで広がっていることで襟立ちが安定するシャツを言います。この襟立ちは、ライオンのたてがみのように女性の心をギュッと鷲づかむのです。こういう工夫が婚活・街コン用ファッションとして役立ちます。
ファッションの流行はシーズン毎に変わりますが、定番アイテムの組み合わせ方、コーディネートの手法は常に一定です。ファッション誌には載っていない『服の基本』について今後もお伝えして参ります。
【服のコンサルタント協会 代表理事 森井良行】
1979年 千葉県出身。「プロの目線でユニクロもカッコよく!」をモットーとし、のべ4,000人を超えるビジネスマンの買い物に同行する。オフィシャルサイト『エレカジ』では、日々のリサーチ情報も配信中! 『毎朝、迷わない!ユニクロ&ツープライススーツの上手な使い方』(WAVE出版)がある。