ファッション
2019/10/02
秋の街コンファッションはニットで差をつける!秋モテファッションの秘訣
■ニット選びで180度変わる「女性の反応」
ニットは、デザイン・織りの密度・首型で着こなしが変わります。
秋冬を象徴するアイテムの代表格「ニット」。これは秋冬の季節感を演出するために欠かせないアイテムです。そして、その季節感に女性は反応します。街コンや婚活パーティーにおいても同様です。
ニット特有の暖かみや柔らかい生地感が、男性の雰囲気を親しみやすいものに変えてくれます。結果として、「あの男性、なんか気になるな~」という印象に見られやすいのです。
とはいえ、丸首・Vネックなど、デザイン次第で着こなしは変わります。また、全身のアクセントになるカラフルなニットから、ベーシックカラーのシックなニットまで、その種類も様々です。今回は、「街コンで差をつけるニットの着こなし」についてお伝えします。
■どんなニットセーターが女子ウケするのか?
ザックリしたローゲージニットは一枚で着られますが、人を選びます。
素材の風合い・編み方次第で、ニットの着こなしは大きく変わります。「ローゲージ」と呼ばれるザックリしたニットは、ジーンズを合わせ一枚で絵になりますし、冬になれば地厚なコートを羽織るだけで決まります。
ですが、この手のタイプは誰でも似合う訳ではありません。イケメン風の人が着るとイイ感じに見えますが、一歩間違えればただの手抜きファッションに陥るでしょう。しかも、このようなザックリ系ニットは、ベーシックな色が多いことも拍車をかけています。
女性は、男性の4倍ほど色彩認知能力が高いそうです。つまり、街コンや婚活イベントで女性ウケするニットは「挿し色」と呼ばれるカラフルなもの。これらのタイプを選ぶと、女性が「その色キレイだね!」というように声を掛けてくることもあります。男性には想像できない世界ですが、色彩認知能力の差を考えれば当然なのかもしれません。
なので、秋の街コンを誰もが楽しむためには、「ハイゲージ」と呼ばれる密度が詰まったカラフルなニットを選びましょう。
■3千円で上質なニットを変える時代
ユニクロの定番「ファインメリノウールニット」。今年は赤がキレイです。
ハイゲージと呼ばれる目が細かくて薄手のタイプのニットは、オン・オフ兼用でジャケットとシャツの間に挟めます。カシミヤ・メリノウールで織られているタイプが多く、大手百貨店・高級セレクトショップなどで2~3万円、また、メリノウールのニットは1万円程度で並んでいます。
素材の風合いがダイレクトに印象に反映されてしまうからこそ、安っぽいニットセーターを選ぶことはできません。ところが、ユニクロはじめ企業努力によって、3千円程度のリーズナブルな価格であっても上質に見えるニットが売られていることをご存知でしょうか。
特にユニクロのファインメリノウールニットはカラフルなタイプも多く、ジャケットスタイルのアクセントとして重宝します。さっそく今季のユニクロをリサーチしました。その結果、今年は「赤」がイイ感じでした。
■高級なニットも残念に変えてしまう「男性の盲点」
ニットは袖を通したときの着こなしで見栄えが大きく変わります。
ニットはTシャツとちがい、重ね着を前提にしています。シャツの上に重ねるとき、問題が生じます。ジャケットに合うニットセーターのほとんどは袖がピタッとしているため、着るとき、かなりの確率で腕が内側にねじれます。
このねじれを放置したとき、肩から腕の付け根にかけてシワが斜めに入ってしまうのです。サイズがキツいというシワではなく、ニット着用時に生じるねじれが原因だったのです。
こういう着こなしの留意点を女性は意識していますが、私も含め、男性の多くは見落としがちです。この秋、ニットの着こなしに確認を加えましょう。
■迷ったらカラフルニットを選ぼう!
Tシャツ・ニット問わず、インナーはカラフルにすると街コンで受けやすい。
ニット初心者にお薦めしたいタイプは、前述のとおり、カラフルなものです。織物というその特性から糸のクオリティーで大きく差がついてしまいます。だからこそ、グレー・ベージュ・ネイビーはじめ、ベーシックカラーのシックなニットは高級感勝負になりがちです。
一方、カラフルニットはそのアクセントが印象として映えるので、値段の認知より、色の鮮やかさ・明るさなど色の認知が勝るのです。これこそ3千円ニットが3万円ニットに負けない秘密です。
平日の街コンであっても、休日の街コンであっても、シャツとジャケットの間にカラフルなニットセーターを挟むだけです。もしかすると、派手に見えるということに抵抗感あるかもしれません。ただ、実際にはジャケットでニットの一部が隠れるからこそ、本当にバランスよく見えます。イエロー・ピンク・パープルなど、普段であれば絶対に選ばないような色がイイ感じに仕上がります。
■体形に合うニットを選ぶ基準!
丸首・Vネックの判別は、体形によって変わるのです。
丸首・Vネックなど、体形によって似合う首型は変わります。これはニットのみならずTシャツなど襟がない服全般に共通する考え方です。
首が長い男性は、丸首を選びます。一方、首が短い男性はVネックを選びます。どちらも襟シャツを合わせることが前提です。薄手のハイゲージニットを一枚で着てしまったとき、乳首やお腹のラインが丸見えになります。
秋モテのニットアイテムも、合わせ方ひとつで台無しになるので注意が必要です。
■著者プロフィール
森井良行(もりい・よしゆき)
スタイリスト / (一社)服のコンサルタント協会代表理事。 「外見とは、いちばん外側にある内面。外見を磨くことは、内面のよさを伝える第一歩」をモットーに、これまで4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行する。 現在では、ユニクロからエルメスまでを上手に活かす「着こなしのメソッド」を構築し、おしゃれを科学するオンラインサロン「エレカジ大学」を主催。ビジネスマンのおしゃれに役立つ情報を毎週木曜日に配信中!
- オンラインサロン「エレカジ大学」
https://www.elegant-casual.com/services/univ/
- 【エレカジ】無料メルマガ
http://www.elegant-casual.com/services/mm/
- 真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑(日本実業出版社)https://www.amazon.co.jp/dp/453405727X/