ファッション
2019/12/12
冬の街コンで女性と親しくなる男性の知恵
■冬の街コンは、『季節感』で9割決まる
「話し掛けてみたけれども、女性のノリが良くなかったので撤退した」という経験は、街コンに参加したことがある男性であれば、誰しも一度は味わったことあるのではないでしょうか。
その原因、会話の問題ではなかった可能性が高いのです。発するセリフが同じであっても、「あなたの印象」次第で、女性のノリは変わります。会話力の問題ではなく、それ以前に「印象の差」があったということ。そして、顔立ちではなく、「表情」「服装」「髪型」でほぼ決まります。しかも、冬は第一印象で大きく差をつけやすいシーズンなので、街コンを楽しむチャンスだったのです。
男女問わず、人と会話するとき、人は相手の見た目から先入観を抱きます。その先入観がプラスのものであれば、女性から話し掛けられることもあり得すし、一方、よい印象を与えられなかったとしても、女性から無視されることはありません。ですが、印象を変えるだけで、その後の展開が大きく変わることは紛れもなく事実です。
意外かもしれませんが、「あの男性と喋ってみたい!」と女性に認知させることは簡単です。街コンで女性と親しくなる男性が、取り入れている冬の身だしなみについて、『38歳からのビジネスコーデ図鑑 真似するだけで印象が劇的によくなる(日本実業出版社)』著者がお伝えします。
■小物からはじまる!冬のツカミ
「そのピンかわいい~!」という声が続出しています。私が街コンの服装を個別コンサルするとき、確実に女性ウケさせるために仕込む「季節のピンズ」です。これらは百貨店のネクタイ売り場で2~3千円程度でGETできるこの時期限定の小物です。
ジャケットのピンに付けているだけで、冒頭のようなツッコミを女性からたくさんもらいます。とはいえ、男性としてはピンとこないかもしれません。私自身、この仕事に就く前、こんなピンを付けることは恥ずかしいと思っていました。まさか、女性の反応がよくなるなんて到底想像もしていなかったものです。
実は、男女で感覚に大きな差があります。男性はカッコイイものを求め、女性はカワイイものに反応します。しかも、女性は男性にくらべ、季節感を大切にするのです。この違いを理解することで、街コンに着ていく冬服は変わってくることでしょう。
■冬の街コンに「ニット」を着ていくだけで女性の反応は変わる!
ズバリ、今年の冬街コンで「ニット」を着ていくことがお薦めです。織物でできたニットは、その素材感から暖かみを演出しやすく、女性に安心感を抱かせやすいからです。しかも、女性が好きな季節感の演出に繋がります。とはいえ、ニットも種類が様々ですね。
たとえば、タートルネック・クルーネック・Vネック、首型だけでもいろいろあります。ここでは、体形別に合う首型を解説します。
・タートルネック
小顔の男性がよく合います。顔が大きくても合わない訳ではありませんが、エラが強調されるので、エラが張っている方は避けたいところです。
・クルーネック
細身の方によく合います。割りと誰でも似合いやすくニットの基本形です。
・Vネック
身体に厚みがある方に合いやすいです。逆に、胸板が薄い方は貧相に見えるリスクがあるので注意が必要です。
恋愛系コラムを読むと、「Vネックは色気があるのでお薦め!」と書いてあるものを見掛けますが、体形次第では逆効果になることもあり得えます。そして、ニットを選ぶとき、最大の盲点が「ニットの厚みで着こなしが変わる」ということだったのです。
■ニットの厚みで着こなしを変える!
ローゲージと呼ばれるザックリした厚みのタイプから、ハイゲージと呼ばれ細い糸で織られたタイプまで、ニットと言っても様々です。
ハイゲージは、シャツとジャケットの間に身につけるニット。一方、ローゲージのニットは、上にジャケットを羽織らずコートを直接羽織ります。また、ローゲージとハイゲージの間にあたる「ミドルゲージのニット」は、ジャケットの間に挟むこともできますし、ノージャケットでコートを直接羽織ることも可能です。
厚みによって着こなしを変えずにいると街コンで余計な印象を女性に与えてしまいます。たとえば、薄手のニットの上に直接コートを着た場合、寒そうに見えてしまいます。これでは女性はトークに集中できません。
また、厚手のニットの上にジャケットを着ると着膨れして太って見えます。これも余計な印象ですよね。ニットの厚みによって、合わせる服装が変わることをお忘れなく!
■冬のアウター「コート」と「ダウン」、どちらが街コンにハマるか?
コートを愛用する女性が多い一方、男性はダウンを選びがちです。その理由は明確で、コートはエレガントに見えるので女性は愛用するのですが、シワなど気を付けるので、扱いに注意が必要です。誤解を恐れず言えば、多くの男性はこれが面倒くさいのです。
そこで、コートよりダウンを羽織りたいと考える男性が多いのです。ところが、ニットと合わせたとき、ウケが良いのはコートです。コートの素材感が「季節感」を連想させるからです。
そういう意味では、ダウンジャケットを街コンで着ていく場合、表面の生地がウールのタイプを選びましょう。そういうダウンジャケットの方がナイロンより季節感になるからです。
■著者プロフィール
森井良行(もりい・よしゆき)
スタイリスト / (一社)服のコンサルタント協会代表理事。 「外見とは、いちばん外側にある内面。外見を磨くことは、内面のよさを伝える第一歩」をモットーに、これまで4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行する。 現在では、ユニクロからエルメスまでを上手に活かす「着こなしのメソッド」を構築し、おしゃれを科学するオンラインサロン「エレカジ大学」を主催。ビジネスマンのおしゃれに役立つ情報を毎週木曜日に配信中!
●オンラインサロン「エレカジ大学」
https://www.elegant-casual.com/services/univ/
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●真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑(日本実業出版社)https://www.amazon.co.jp/dp/453405727X/
■著者プロフィール
森井良行(もりい・よしゆき)
スタイリスト / (一社)服のコンサルタント協会代表理事。 「外見とは、いちばん外側にある内面。外見を磨くことは、内面のよさを伝える第一歩」をモットーに、これまで4500人を超えるビジネスマンの買い物に同行する。 現在では、ユニクロからエルメスまでを上手に活かす「着こなしのメソッド」を構築し、おしゃれを科学するオンラインサロン「エレカジ大学」を主催。ビジネスマンのおしゃれに役立つ情報を毎週木曜日に配信中!
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